今回は「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」を紹介したいと思います!
バジリスク 〜甲賀忍法帖〜1巻より引用
目次
オススメポイント
正統派忍者アクションマンガでチーム戦での生き残りを賭けたサバイバルでもあります!
それぞれが色々な思惑で行動し命懸けで任務のため信念のために戦う姿はまさに忍者です!
王道の設定ですが複雑な感情や状況が絡むので次の展開が予想つかず引き込まれます!
全5巻で短いですがスピード感のある展開に引っ張られてあっという間に読めてしまいますよ!
短いですが内容は濃くサクッと読める割に満足度がかなり高い名作なので時間がないけどおもしろいマンガが読みたい方には超オススメです!
どんなマンガ?
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」は原作山田風太郎先生、作画せがわまさき先生が2003年から2004年までヤングマガジンアッパーズで連載された忍者アクションマンガです!
原作は1958年に発表された小説「甲賀忍法帖」で、原作をかなり忠実に再現したマンガです!
単行本全5巻と短めですが内容はとてもボリュームがあります!
ストーリー的にも短い期間での内容なのですが、読んでいてもスピード感がありサクサク読み進められる作品です!
あっという間に読み終えられますが展開もわかりやすく読み応えもあり素晴らしい名作だと思います!
ストーリーは甲賀卍谷と伊賀鍔隠れは数百年に渡り敵対している関係でした。
服部半蔵の統制のもと両門争闘の禁制により和平を保っていました。
しかしそんな関係の中甲賀卍谷の首領の孫である「甲賀弦之介」と伊賀鍔隠れの頭目の孫娘の「朧」は恋仲にあり、お互い次期当主である2人の縁組が決まれば数百年続く確執が解かれると思われていました!
ところが徳川家康に呼ばれた甲賀と伊賀は徳川の後継者を選ぶにあたり、それぞれ10名を選出して生き残った者が託した巻物を家康の元に持ち帰ることで後継者を決めると言われます。
その10名に弦之介と朧も選ばれてお互いが敵対関係になってしまうのです。
甲賀伊賀はお互い誇りを賭けた戦いとして弦之介と朧の思いをよそに総力戦となってしまいます。
弦之介と朧はお互いを思い合う気持ちを持ちながらも、次期当主としての立場もあり板挟みになりながらも始まってしまった止められない戦いに身を投じていくことになるのです!
両陣営は敵対していたこともあり戦いはとてつもないスピードで加速していくことになるなかで、弦之介と朧のためらいもあったりと、さまざまな思惑が複雑にからみあうことでとても深いストーリーになってると思います!
何よりもすごいと思うのが今では割と普通にあるチーム戦の設定だったり、特殊能力忍者の戦いが描かれている原作小説が1958年に書かれていたことに驚かされます!
山田風太郎先生によるこの作品が後世の小説やマンガにかなり影響を与えたと言われています!
バジリスクを読むと原作小説も読みたくなるほどです!
とてもスピーディーながらも濃い内容で短くサクッと読めるものすごい名作なので超オススメです!
好きなキャラ
僕がバジリスクで好きなキャラは「陽炎」です!
陽炎は甲賀卍谷のくの一でものすごい美女ですが男性に抱かれると息が猛毒になる体質を持っています!
最強の色仕掛けをする凄腕のくの一なのですが、実は主君である弦之介を一途に想っている乙女でもあります!
自分の体質のために絶対に結ばれない恋をする陽炎にとても儚く切ない気持ちになります!
叶わぬ恋でも弦之介のためにくの一として活躍しようとする板挟みになっている複雑な乙女心は他にはなかなかない感情にさせてくれますよ!
しかし恋敵である朧にはとてつもない嫉妬と憎しみの感情があり女の怖い一面も見せてくれます!笑
忍者とはいえ1人の女の子であるが故の感情なので、それもまた人間らしくていいのかなとも思いますね!
他にもイケメンや気持ち悪い系まで濃いキャラがたくさんいるのでぜひ読んでみて下さい!
まとめ
今の時代ではスロットでかなり有名になっている作品ですが原作マンガもめちゃくちゃおもしろいです!
マンガの原作小説もやはり名作で時代を先取りしている設定やアイディアに溢れていました!
さらには「SHINOBI -HEART UNDER BLADE-」という題名で実写映画化もされています!
弦之介役にオダギリジョーさん、朧役に仲間由紀恵さんがキャスティングされていて、ストーリーはアレンジされているので違う部分も多いですが雰囲気は再現されていたと思います!
現在はスロットで有名ですが原作もめちゃくちゃおもしろいので読んでみて下さい!
最後まで閲覧ありがとうございました!
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